食は「命の親」
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昨年10月より、ある事情で1週間に4回家族の為に料理をしております。
私自身、素人料理の献立にも苦労や失敗等あります。
食材で料理内容が変わりますが、その味を決定付けるものは、薬味や香辛料、
また炒めてから煮るのか等、毎回々々模索しておる次第です。
最初の頃は、レストランにある献立から
「ハンバーグ」「ミートパスタ」「ビーフカレー・シチュー」「クリームシチュー」
「ベジタブル」「ポテトサラダ」「酢豚」「色々な食材の天ぷら」
などの一品とお汁ばかりで、3ヶ月をすぎる頃には作るのがおっくうになり、
大豆食品や鶏、魚、豚、牛肉、貝類などと旬の野菜の煮物、炒め物を少しずつ
献立の種類に増やしてきました。
しかし、単純なものほど誤魔化しがききません。
分からない時は料理の出来る方に、素材や下ごしらえ、味付けの方法などを教えて
戴きます。
自分が若い頃、食は「命の親」と云いましたが、それは人は食物によって生命を維持
しているからである。
しかし、「小食は長生きのしるし」とか「食べ過ぎて死ぬ」とかを聞き、人の命を支えるのが誠食物である。
私自身、心ではエネルギーを使い切って「生命が絶たれるまで元気でいたい」と思って
おりますが、それなら生活習慣を見直し、代謝機能の異常から起こる
「メタボリックシンドローム」に影響の少ない精進料理の作り方を調べて創作できれば
いいなあと思っております。
平成20年6月10日 0478